土壌VOC 測定について
大気VOC 測定について

測定のポイント


WATER MODEによるヘッドスペース測定法

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水中VOC・油分測定


特徴

(オプション:ヘッドスペース測定キット使用)

本機は通常VAPOR MODEで出荷されますが、本体メニューの測定モードをWATER MODEに
切り替えることにより、水中VOC成分のヘッドスペース測定に応用することができます。

オプションの土壌/水中VOC測定キットを活用すれば、現場で一連の操作を短時間に行うことが
できる理想的な装置です。


水中VOC測定キット

水中・土壌VOC測定キット

ヘッドスペース測定法とは

水中・土壌VOC測定キットの操作手順はこちら

ヘッドスペース法は、気相と液相の平衡状態を利用した水中VOC成分の高感度測定方法の一つです。試料水をある一定の空間を残してサンプル瓶に密閉し、一定温度に保持して静置すると、水に溶解しているVOC成分が気相部分(ヘッドスペース)に拡散して気相と液相との間で平衡状態に達するので、このヘッドスペースの気体をサンプリングしてガスクロマトグラフィー(GC)で検出するという原理で、公定法としてGC分析等で利用されています。

  1. 疎水性高分子膜を用いた光検出法により、高湿度ガスに対しても安定かつ再現性の良い信号を得ることができます。
  2. 検出部の温度を周囲環境温度より高く保持して結露を防止しています。
  3. 水中でmg/L(=ppm)オーダーの濃度は、ヘッドスペース内では見かけ上濃縮され、VOC濃度としては数10〜100ppm程度に相当するので、水中VOC成分を高感度検出できます。
  4. VOCセンサーで吸引測定したサンプルガスは、センサー本体の排気口よりサンプル容器へ戻されるので(=循環測定)、測定中にサンプルガス濃度が変動または低下することを防止できます。
  5. 計測時の水温に比例してヘッドスペース濃度がほぼリニアに変動するので、温度補正を適宜行う必要があります。
水中VOCの測定例はこちら

”塩析効果”利用による高感度検出

上水試験法記載のGC分析法において、試料水に対して30wt%以上の塩化ナトリウムを塩析剤として使用し高感度測定できる“塩析効果”が知られています。
VOCセンサーによる簡易検出法にも効果的です。

ベンゼン、トルエン等では、標準測定の場合よりも4〜5倍、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、クロロホルム等では3〜4倍程度ヘッドスペース部分のVOC濃度が濃縮されるので、高感度検出が可能になります。冬場などの水温が低い場合や、非常に低濃度レベルまでチェックしたい場合には有効な手段です。

本キットと塩化ナトリウムを準備し、試料水300mLに対して塩化ナトリウム約100gを加えて、同様の操作を行うだけで水質基準レベルでの検出が可能になります。
(この場合、振とう時間と静置時間は2分程度が望ましい)

*“塩析効果”による検出下限界向上の例
VOC成分 検知下限濃度
(mg/L)
水質基準*
(mg/L)
クロロホルム 0.06 0.06
ブロモジクロロメタン 0.04 0.03
トリクロロエチレン 0.026 0.03
テトラクロロエチレン 0.007 0.01
シス-1,2,-ジクロロエチレン 0.07 0.04
ベンゼン 0.015 0.01
トルエン 0.01 - 
     (VOC出力2ppm−Toluene@水温20℃の場合)

モニタリング装置への応用

本機のインターバル測定機能とバルブヘッドを適用することにより、簡易モニタリングが可能です。
毎ゼロ設定用にミネラル水や精製水等をブランクとして配備し、測定環境に応じて(結露防止のための)温度管理を導入するだけで、低コストでモニタリング・システムの導入が実現できます。

※ 製品の改良等により、概観・仕様等の記載内容は予告無しに変更させて頂く事が
  ありますのでご了承下さい。
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